流れ関数-渦度法によるキャビティ流れ

        2003/09/02 日立製作所 & 早稲田大学 後 保範 ( Ushiro Yasunori )

1. 概要

 流れ関数-渦度法による2次元キャビティ流れを差分法で求める。
時間発展問題として、計算している。
分割数は最大300×300までである。流れ関数の計算はSOR法を使用している。

2. キャビティ流れ解析

 (a) 計算方法 :x方向の分割数(NX)とレイノルズ数(Re)を最初に与える。
        次いで、刻み時間(DT),時間積分回数(NT)及び出力間隔(MT)を与える。
        y方向の分割数(NY)はNXに等しくしてある。
        SOR法の加速係数はプログラムの中で、分割数に合わせて設定している。
 (b) 結果の出力 : MTで与えた出力間隔ごとに、'FLOW1-?.txt'に出力する。
        ?は最初が0で9まで1づつ増加する。NT/MTが10を超えた場合は'FLOW1-9.txt'
        は上書きになるので、最後の出力結果が入る。
        出力ファイルには各格子ごと、x座標,y座標,φ(流れ関数),U(x方向速度),
        V(y方向速度)の順に10進値で出力される。
        そのため、FDM法の出力表示プログラムで図形表示できる。
 (c) プログラム : FORTRANCのソースプログラム