楕円曲線暗号の学習λ法解読結果
2018/11/05 神奈川大学 後 保範 (Kanagawa University, Ushiro Yasunori )
2018/12/03 改定
学習λ法は学習ρ法を改良したもので、λ法なので並列学習に向いている。
学習λ法は学習ρ法の約8倍の高速化を達成している。
学習λ法とρ法での楕円曲線暗号の解読計算結果を示す。
60ビット暗号44件(70ビット相当)の両解法の解読時間。
PCはIntel Core i7 6700k(4Ghz)の1コア使用。
多倍長計算は学習ρ法は自作で、ρ法がgnu gmpの整数関数。
データはA,B,C,D,Eの5セット。ρ法は時間がかるためAだけ測定。
学習λ法は平均3.6秒、ρ法は約10時間で約1万倍学習λ法が速い。
学習λ法は学習量で解読時間が変わり、初期と中期学習結果も示す。
1. 学習λ法の結果
学習量大の学習λ法の結果。平均3.6秒。学習情報は2.0GB
学習λ法の学習時間はGPU(GTX1080)を使用し1.5日
(1) Data-A
(2) Data-B
(3) Data-C
(4) Data-D
(5) Data-E
2. ρ法の結果
ρ法の結果。学習無し。10時間かかる。
(1) Data-A
3. 学習λ法の結果(中期:中程度の学習)
学習量が中程度の学習λ法の結果。20秒以内は5件中2件。学習情報は450MB
(1) Data-A
(2) Data-B
(3) Data-C
(4) Data-D
(5) Data-E
4. 学習λ法の結果(初期:少量の学習)
学習量が少ない学習λ法の結果。200秒以内は5件中2件。学習情報は200MB
(1) Data-A
(2) Data-B
(3) Data-C
(4) Data-D
(5) Data-E